ヤコブ・ニースセン著の「ウェブ・ユーザビリティ」を読みかえしている。
その中で「インターネットのメタファー」という記事がある。
以下、抜粋。
インターネットのほとんどの賢者たちは、ネットを説明するときに、最も適したメタファーとしてテレビを使い、それには2つの理由があるという。しかし、それは間違っている。インターネットはテレビと同じようなものではない。まず根本的に違うのは、インターネットは、高い柔軟性のあるユーザー主導の狭い範囲をターゲットにしたメディアである。それに対してテレビは、柔軟性に乏しい放送メディアである。柔軟性とカスタマイズ性が欠けているため、テレビは製品価値を視聴者の確保に依存している。インターネットはこのような製品価値をこれから先もずっと見習えるようにはならないだろう。テレビにとって唯一の希望は、インターネット独自の方式の力を重視することである。インターネットは、テレビの視聴者に付加価値を与えるために、インターネットとテレビを統合するために使うことができる。しかし、そのようなシステムは本来のインターネットの可能性を実現するものではない。
邦訳は、めちゃくちゃだが
要は、テレビとインターネットはメディアの位置づけが異なるということ。
テレビは、より多くの視聴者に訴えることが価値であり
インターネットは、特定のターゲットに柔軟性を持って訴えることが価値である。
最近、インターネットと既存メディアとの融合が
議論されているが
難しいのは、位置づけが違うものをどう融合させるかという点である。
