梅田 望夫
¥777
インターネットが登場して10年。いま、IT関連コストの劇的な低下=「チープ革命」と検索技術の革新により、ネット社会が地殻変動を起こし、リアル世界との関係にも大きな変化が生じている。ネット参加者の急増とグーグルが牽引する検索技術の進化は、旧来の権威をつきくずし、「知」の秩序を再編成しつつある。そして、ネット上にたまった富の再分配による全く新しい経済圏も生まれてきている。このウェブ時代をどう生きるか。ブログ、ロングテール、Web2.0などの新現象を読み解きながら、大変化の本質をとらえ、変化に創造的・積極的に対処する知恵を説く、待望の書。
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【目次】
序章 ウェブ社会―本当の大変化はこれから始まる
第1章 「革命」であることの真の意味
第2章 グーグル―知の世界を再編成する
第3章 ロングテールとWeb2.0
第4章 ブログと総表現社会
第5章 オープンソース現象とマス・コラボレーション
第6章 ウェブ進化は世代交代によって
終章 脱エスタブリッシュメントへの旅立ち
かなり人気が高く、売り切れ続出らしい。
「ウェブ進化論」品切れ状況について
ブログ、WEB2.0、ロングテールについての考察だが
ここ数年で一気にネットの概念が変わっていった状況が
よく分かる。
内容で特に気になったのが
「はてな(社名)」の情報共有についての記述。
社員全員が、戦略の議論、新サービスのアイデアから、日常の相談事や業務報告に至るまで、ほぼすべての情報を社内の誰もが読めるブログに書き込む形で公開し、瞬時に社員全員で共有する。電子メールはあまり使わない。特定の誰かに指示を仰ぐための質問、それに対する回答、普通なら直属の上司にまず報告すべき内容も、すべていきなり全員に向けて公開するのである。
電子メールとは、情報の送り手が情報の受け手を選ぶ仕組みである。つまり情報の隠蔽を基本とする従来型組織を支援する情報システムである。一方、情報の公開・共有を原則とする新しい仕組みの場合、あらゆる情報が公開されていても、絶対に処理しなければならない自分宛の情報以外は、読んでも読まなくてもいい。情報の送り手ではなく受け手が、必要な情報を選んで処理していく。
しばらくして私は、この仕事のスタイルは「組織と情報」に関するコペルニクス的転回なのだと気づいた。私たちが慣れ親しんできた「組織の仕事」では、組織内の情報は隠蔽されているのが基本だ。別の部署で何が起きているのかはわからない。トップが毎日何を議論しているかを知ることはできない。「この人間にこの情報を開示しても構わない」と誰かが判断した情報だけが開示される環境下で、個々人が仕事をしていく。だから、貴重な情報を握ってコントロールすることが組織を生き抜く原則となる。よって部署内や部門間で、情報共有を目的とする会議が増えていく。
情報共有には、強く興味がある。
何がベターなのか
というのはやってみないと分からないが
少なくともメールのコミュニケーションは改めたい。
●関連リンク
社員1.0と社員2.0

